バリア機能とは?毎日の正しいスキンケア3ステップでキープしよう!

「最近、肌がつっぱる…」
「なんとなくヒリヒリする…」
そんな違和感を感じたことはありませんか?
その原因、もしかしたら「肌のバリア機能」が低下しているからかもしれません。
この記事では
- バリア機能とは何なのか?
- 毎日の簡単3ステップでバリア機能を守る方法
を分かりやすく解説します。
スキンケア初心者の40代男性でも今日からすぐに実践できますよ。
ぜひ最後までお読みください
①バリア機能とは?

肌のバリア機能は、皮膚の一番外側にある「表皮」の最上層「角層」が持つ重要な機能です。
主に以下の役割を果たします。
- 体内の水分蒸発を防ぐ
- 化学物質や大気汚染などの異物の侵入を防ぐ
- 肌を健康で美しい状態に保つ
この機能がしっかり働いていると、肌表面はなめらかで、メイクのりも良い状態になります
②バリア機能を支える3つのうるおい成分

1.皮脂膜
皮脂と汗が混ざり合ってできる天然の保護膜で、水と油が混ざった「うるおいの膜」です。
洗顔後に肌がつっぱっても短時間で戻るのは皮脂膜の働きによるものです。
2.NMF(天然保湿因子)
アミノ酸類、乳酸、尿素などの水溶性成分で、肌の水分を蓄える役割があります。
3.細胞間脂質
セラミド、コレステロール、脂肪酸などの油溶性成分で、角層細胞同士の隙間を埋め、水分の蒸発を防ぎます。
セラミドは特に重要で、脂質組成の約50%を占めています
③バリア機能が低下する5つの理由

1.空気の乾燥
空気が乾燥すると、肌の水分が蒸発しやすくなり、皮脂膜が薄くなってバリア機能が低下します。
特に秋冬やエアコン使用時は注意が必要です
2.紫外線ダメージ
紫外線は肌の表皮を傷つけ、皮脂の酸化や細胞のダメージを引き起こし、バリア機能を弱めます
3.摩擦や物理的刺激
洗顔やクレンジング時のゴシゴシ擦る行為、衣類の摩擦などもバリア機能を低下させます
4.間違ったスキンケア
洗顔のしすぎ、熱いお湯での洗顔、保湿不足、肌に合わない化粧品の使用などが原因となります
5.ターンオーバーの乱れ
睡眠不足や栄養バランスの乱れなど生活習慣の影響で、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れると、角質層のバリア機能が低下します
④バリア機能が低下するとどうなる?

バリア機能が低下すると、角質層に隙間ができて外部刺激が入りやすくなり、水分も蒸発しやすくなります。
その結果、
- 乾燥肌
- 皮むけ
- くすみ
- シワ
- ニキビや吹き出物
- 乾燥肌
などの肌トラブルが起こりやすくなります。
特に敏感肌はバリア機能の低下によって刺激に弱くなり、肌あれや炎症を起こしやすい状態です。
敏感肌のスキンケアは、肌に負担をかけないやさしいケアが必要です
⑤バリア機能の強化維持方法は洗顔、保湿、紫外線対策が基本

1.正しい洗顔方法
1.手を清潔にする:手に付着した雑菌や汚れを落とす。
2.ぬるま湯で顔を濡らす:毛穴を開き、汚れを落としやすくする(32~35℃が目安)。
3.洗顔料をよく泡立てる:泡立てネットを使うと、キメ細かい泡ができて肌への刺激が減ります。
4.泡で優しく洗う:Tゾーン(おでこ・鼻)から洗い、全体を泡のクッションで包み込むように洗う。
5.ぬるま湯でしっかりすすぐ:洗顔料が残らないよう、フェイスラインや小鼻周りは特に丁寧に。
6.清潔なタオルでやさしく拭く:ゴシゴシこすらず、押さえるように水分を取る
注意点
•洗いすぎは逆効果:1日2回(朝・夜)が目安。洗いすぎるとバリア機能が低下し、乾燥や皮脂の過剰分泌を招きます。
•肌に合った洗顔料を選ぶ:肌タイプや悩みに合わせて選びましょう
2.正しい保湿方法
1.洗顔後すぐに保湿:洗顔後は肌の水分が急激に失われるため、すぐにケアを始める。
2.化粧水で水分補給:たっぷりの化粧水を顔全体に塗り、ハンドプレスで浸透させる。
3.乳液やクリームで水分を閉じ込める:油分を含む乳液やクリームで、肌の表面を覆い水分の蒸発を防ぐ。
4.乾燥が気になる部位は重ねづけ:乾燥しやすい部分は、化粧水や乳液を重ねて使う
3.正しい紫外線対策
1.日焼け止めの使用
1.SPF・PA値の選択:日常生活ならSPF20~30・PA++~+++、屋外やレジャーならSPF50・PA++++が目安。
2.塗り方:日焼け止めを額・両頬・鼻・あごに5点置きし、顔全体にやさしく広げる。
3.塗り直し:汗や皮脂で落ちやすいため、2~3時間ごとに塗り直すと効果的。
2.帽子・日傘・サングラスの活用
1.帽子や日傘:紫外線を物理的に遮断し、肌へのダメージを軽減。
2.サングラス:目周りのシワやダメージを防ぐ。
3.UVカット衣類の着用
•UVカット加工の衣服:肌を覆う面積が広いほど効果的。
まとめ
バリア機能とは
- 紫外線
- 乾燥
- 雑菌
などの外部の刺激から肌を守り、水分の蒸発を防ぐ役割を指します。
そしてバリア機能が低下することで
- 乾燥
- 赤み
- かゆみ
- 敏感肌
- ニキビ
などが起こりやすくなります。
ご紹介した洗顔、保湿、紫外線対策の3ステップを今日から実践して、トラブルに負けない健やかな肌を取り戻しましょう!
肌のコンディションが整うことで、きっと自信にもつながるはずです。